重曹さまさま
お恥ずかしい話ですが、キッチンの床がものすごく汚かったのです。
そもそも油汚れしやす場所であることに加え、私も元妻も掃除をしませんでした。
お互い、生活に対して投げやりになっていたのでしょうね。
そこでこのGWに一念発起。掃除してみたのです。
調べると、キッチンの床を拭くには重曹がよいとのこと。幸い家に重曹があったので、早速試してみることに。
水100mlに重曹小さじ1杯を溶かして床にスプレーし、浮き上がってきた油汚れが拭き取りました。
いやこれがすごい。拭き掃除をした後の雑巾を見ていただければ一目瞭然なのですが、汚れの落ちること、落ちること。びっくりです。というか、これが家の中の汚れなのか!と唖然とするくらいに雑巾が真っ黒になりました。
今後は定期的に重曹で掃除しようと思いますが、本当は何か床の上に敷いたり、フローリングをコーティングした方がよいのかなと思いました。
重ねて煮るだけ!おいしいおかず
父子家庭を始めて困っていることは、何と言っても時間が足りないこと。
とにかく時間がほしい。
そんな生活で役に立っているのが、料理研究家・牛尾理恵さんが書かれた『重ねて煮るだけ!おいしいおかず』という本です。
この本の素晴らしいところは、お鍋に必要な材料を入れて火にかけるだけでできるおいしい料理を紹介していることです。
つまり、火にかけてしまえさえすれば、混ぜたりしなくてもよいので、ほかの作業ができるのです。私は、その間、洗い物をしていることが多いかな。
しかも、時間がかからないし(基本10分)、シンプルで素材の味が引き立つものばかりです。
ただし、ここで紹介されている料理は、お鍋を選びます。
たまたま家にル・クルーゼのお鍋があったことが幸いしました。
本当はお塩もよいものを選ぶと、違うと思います。
君の名は。
2016年に公開された新海誠監督の『君の名は。』、ご覧になった方は多いと思います。
日本映画の歴代興行収入第2位の映画ですから、当然ですよね。僕も2回観ました。
この映画の主人公である立花瀧くんの家庭は父子家庭、お父さんとふたり暮らしでしたね。一方の宮水三葉さんはお祖母さんと妹の3人暮らしでした。
ちなみに同じ年に公開された『聲の形』の主人公である石田将也くんと西宮硝子さんの家庭はともに母子家庭です。
2つのアニメ作品を取り上げて、夫婦と子どもからなる家庭が崩壊しつつあるなどというつもりは毛頭ありません。それよりも、単純にありがたく思いました。
父子家庭、そういう選択もあるよな、あっていいはずって思うことができたのです。
春日キスヨさんの書籍
春日キスヨさんの書かれた『父子家庭を生きる 男と親の間』(1989年、勁草書房)の存在を、私は上野千鶴子さんの『情報生産者になる』(2018年、筑摩書房)で知りました。同書は、月1回行われている父子家庭を営んでいる男親の集いに何度も参加することで得た知見を元に父子家庭の実態を描いた書籍です。男親の懐に飛び込んだからこそ引き出せた肉声による迫力ある内容ですが、一方でジェネレーションギャップを感じてしまったことも事実です。
同書には、会でカラオケをやることになったときのエピソードが紹介されています。ある男性が、『浪曲子守唄』を歌えとリクエストされます。しかし彼は「『浪曲子守唄』を歌うとみじめな気持ちになるから俺は『男なら』を歌う』と返答。このエピソードを通して春日さんは「男らしさとは何か」を考察していきます。
しかし、平成が終わろうとしている今日、未成年の子どもを持つ親がカラオケで『浪曲子守唄』や『男なら』を歌ったりはしません。というか、この曲を知らない親の方が圧倒的に多いと思います。私ですら『男なら』はわかりません。
そうなのです。春日さんの書籍が刊行されたのは平成元年。その平成が今年で終わるのです。この30年間に父子家庭のありようも、父子家庭を取り巻く環境も大いに変わってしまったのではないでしょうか。
私はこのブログを書くことで、この30年で、父子家庭の実態や父子家庭に対する社会の見方がどう変わったかを探ってみたいと考えています。
自己紹介
初めまして。
昨年末に離婚し、今年から父子家庭を始めました。
私は56歳、とあるメーカーに勤務しています。
子どもは高校1年生男子。未就学児や小中学生を持つ親御さんに比べれば負担は圧倒的に少ないのでしょうが、それでも考えることの多い毎日です。
そんな生活の一端、そのときどきの思いを紹介させていただけたらと思います。
よろしくお願いいたします。